このページでは、給湯器の連続運転について記載しています。
もくじ
連続運転は給湯器本体に負担?
給湯器をずっと何時間も動作させることは、給湯器の燃焼時間が大幅に増えることを意味するため、結果的に給湯器の寿命を減らす可能性があります。
ただしこれは給湯器を連続運転させたという事実よりも、給湯器が稼働した時間が増えたことに起因しているため、連続で動かしたこと自体が給湯器本体に与えたという意味ではありません。
給湯器は1日1時間、これを10年続けるという設計基準になっています。1日の稼働時間が増えるとそれだけ寿命が減ってしまうのは当然です。これが給湯器にとって負担かどうかと感じるのは受け取り方次第でしょう。
電源の入れっぱなし、付けっぱなしは?
給湯器の連続運転が実際にお湯を出すことではなく、電源の入れっぱなし・付けっぱなしのことを指すのであれば、こまめに電源を切る場合と比較してもほとんど変わらないことが多いです。
給湯器の電源を入れておくだけではガスや灯油を消費しませんし、蛇口を開けたりしない限りは勝手に燃焼することもありません。消費されるのは電気代のみで、その電気代も給湯器のリモコンに搭載されている省エネモードのおかげで微々たるものです。
給湯器の電源をこまめに切った場合と付けっぱなしの場合とで電気代を比較すると、当然こまめに切った方が安くなりますが、その差は月額50円以下であることがほとんどなのでお好みで使用してください。
石油給湯器の壁掛けタイプの場合は予熱動作を保つため、使用しない時は電源を切ることをおすすめします。石油給湯器の貯湯式は電源が入っていると常に燃焼をするので、使用しない時は電源を切ることをおすすめします。
連続運転の場合はエラーコードあり
一定時間を超える連続運転が行われると、給湯器の方で事故やアクシデントの可能性を示唆して停止します。メーカーによってその時間は異なりますが、大体30分以上の連続運転の場合に停止することが多いです。
よくあるのは「お風呂の栓を忘れた状態で湯張りをしてしまう」というケースですが、これもしっかり停止します。あとは給湯配管が破損してお湯が出っ放しになった時、水は勝手に止まってくれませんが給湯器は一定時間後に停止します。
あくまで給湯器の方でアクシデントを配慮して止まるだけで、特に負担が掛かってエラーを出したということではありません。
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