このページではパネルヒーターの一部が温まらない症状について記載しています。
パネルヒーターの全体が温まらない症状はこちら
もくじ
パネルヒーターの一部が温まらない症状
パネルヒーターの上部が温まらない場合
パネルヒーターの上部一部分が温まらないという場合、空気が噛んでいる可能性があります。暖房回路は不凍液で満たされていることが理想なのですが、どうしても少量の空気が入り込んでしまい、暖房配管の一部に溜まってしまうということがあります。
特に縦型のパネルヒーターの上部などに空気は溜まりやすいのですが、上部の一部が冷たいとか温まらないという場合はエアがみが怪しいです。特に一戸建てで2階に縦型のパネルヒーターが設置されており、その上部だけが冷たいという場合はエアがみの可能性が高いと言えるでしょう。
パネルヒーターの半分(上下左右)が温まらない場合
パネルヒーターの仕様によっては、部屋の温度によって流量調整をする場合があります。例えば上記の図を見ていただくと分かるように、部屋の温度がある程度のレベルに達すると「上部にしか不凍液が流れない」という仕組みになっているパネルヒーターもあります。
これはお使いのパネルヒーターの種類によっても変わるので、故障かなと思ったらパネルヒーターの取扱説明書をご覧ください。
特定のパネルヒーターが全く温まらないという場合
お家の中にパネルヒーターが複数枚設置されていて、そのうちの一部が温まらない・冷たいという場合は、流量が不足している可能性や暖房回路の一部が詰まっている可能性があります。
流量が足りているかどうかの判断は、その温まらないパネルヒーター以外のパネルヒーターを閉じ、一点集中させた時にどうなるかを確認してください。そのパネルヒーターだけで動かして温まるようであれば流量不足の可能性が高いです。
他のパネルヒーターをすべて閉じて動かしても温まらないのであれば、そのパネルヒーターへの暖房回路のどこかで詰まりが生じていて、不凍液が循環できていない可能性があります。パネルヒーターに搭載されているバルブが内部で閉まっているだけの可能性もあるため、この場合はパネルヒーターの修理業者を手配してください。