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ノーリツ給湯器エラーE760|リモコン伝送異常

ノーリツ給湯器エラーE760|リモコン伝送異常 考えられる原因と対処法

ノーリツ製給湯器のエラーE760は「リモコン伝送異常」のエラーです。

このページではE760の内容、考えられる原因、対処法について紹介します。

E760の内容

リモコン伝送異常とは、給湯器の基板と操作リモコンの連携がうまくいっていない時に表示されるエラーです。

E760の考えられる原因

  • メインリモコンが経年劣化、故障している可能性があります。
  • サブリモコンが経年劣化、故障している可能性があります。
  • リモコン線が腐食、断線している可能性があります。

E760が出た場合の対処法

頻発しないのであれば様子見もあり

まれに「何が原因なのか分からないがE760が表示された」というケースがあります。この場合はその後、数か月にわたってE760が表示されないというケースも珍しくありません。

このようなシチュエーションで修理依頼をしても原因の特定が難しく、何も対処できないのに出張診断料が発生してしまいます。1回表示された程度なら様子見し、再表示されたら修理依頼というのもOKです。

リモコン線に腐食がないかを確認する(屋外設置の給湯器の場合)

給湯器の基板と操作リモコンは有線で接続されており、屋外設置型の給湯器であれば外でリモコン線が腐食していることがあります。

リモコン端子台の位置はお使いの給湯器によって異なりますが、壁掛け型なら給湯器本体の底部にビスで蓋がされているボックスがあることが多く、据え置き型は給湯器本体の横側にビスで蓋がされているボックスがあることが多いです。

端子台に接続されているリモコン線は銅線であることが多く、外気の影響で腐食していることがあります。この場合は腐食部分を除去してリモコン線を接続し直すことで、エラーから復帰する可能性があります。ご自身で対処する場合はくれぐれもショートなどに注意し、自己責任で行うようにしてください。

端子台で腐食が確認できない場合、あるいはご自身で対処が難しい場合は、直ちにメーカーに連絡してください。

リモコン端子台の位置

E760の修理料金概算

  • 考えられる故障部品:リモコン、電装基板
  • 修理参考料金:15,000円~50,000円程度(出張費:上限3,300円+故障診断料を含む)

E760はリモコンが悪いケースがほとんどですが、屋外設置の場合はリモコン線が腐食しているだけのケースも多く、ごくまれに基板が悪いケースもあります。

リモコン線の手直しなら10,000円以下で直せますが、リモコン交換が必要になる場合は使用しているリモコンの機種によって料金が変わります。故障した方のリモコンだけにエラーが表示されるというパターンはほぼ無いため、基本的には「どちらかのリモコンだけを交換すればOK」となることが多いです。

ただし経年劣化で故障している場合、片方のリモコンが悪いということは必然的にもう片方のリモコンも悪くなっていることが予想されるため、壊れたリモコンだけを交換しても不安が残る点は注意してください。

E760のアドバイス

給湯器を新しく買い替えても再利用できるリモコンを設置する

リモコンは給湯器本体とは別売りになっていることが多いため、もし今使用しているリモコンが後継機種と互換性があるなら、リモコン交換するのもおすすめです。

この場合、万が一すぐに故障が立て続けに発生してしまい「修理はやめて新しい給湯器に買い替える」という判断になったとしても、交換したリモコンを再利用することができます。

数年後のことは分かりませんが、現時点の後継機種に対応しているリモコンかどうかは、修理をしてくれるサービスマンに確認するのがおすすめです。

片方のリモコンで使用していく

E760でリモコンが故障していた場合、メインリモコンかサブリモコンのどちらかだけが悪いケースが多いです。エラーを出している時は同じ端子台から命令を受けているため、壊れてしまった方のリモコンを取り外せば、もう片方のリモコンを単体で使用することができます。

もし「リモコンが片方しかなくても大丈夫」という場合や「リモコン1つで使用しながら給湯器の交換を検討したい」という場合は、必ずしも壊れたリモコンを交換する必要はありません。その場合はメーカーのサービスマンにご相談ください。

台所リモコンを単体で使用する場合、リモコンの種類によっては追い炊きが出来なかったり、ふろ温度の調整ができないという弊害があります。ふろリモコンを単体で使用する場合、手軽に温度変更や電源の入り切りができなかったり、時計が表示されないという弊害があります。