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ノーリツ給湯器エラーE720|燃焼制御装置回路異常

ノーリツ給湯器エラーE720|燃焼制御装置回路異常 考えられる原因と対処法

ノーリツ製給湯器のエラーE720は「燃焼制御装置回路異常」のエラーです。

このページではE720の内容、考えられる原因、対処法について紹介します。

E720の内容

燃焼制御装置回路異常とは、火が付いたかどうかを認識している燃焼制御装置のエラーです。フレームロッド、フォトトランジスタ、cdsなどと呼ばれたりしています。

燃焼制御装置は火が触れることで電気が流れる仕組みや、火の明るさを検知して抵抗値が変わる仕組みを利用して、給湯器が不着火または失火のときに、燃焼を停止する安全装置としての役割を持っています(燃焼制御装置がなければ、何らかの原因で火が消えてしまったときもガス・石油が噴射され続けることになってしまいます)。

E720の考えられる原因

  • 燃焼制御装置そのものが経年劣化、故障した可能性があります。
  • 熱交換器の詰まりにより、燃焼制御装置の動作が妨げられている可能性があります。
  • 基板が経年劣化、故障した可能性があります。

E720が出た場合の対処法

直ちにメーカーに連絡してください。

エラーが出たり出なかったりで調子が良い時はお湯が使えるという状況でも、E720が頻発しているなら熱交換器の一部に詰まりがある可能性があります。そのまま使用すると不完全燃焼などに繋がる恐れがあるので、直ちにメーカーに連絡してください。

また、酷いケースだと黒煙を出している可能性もあります。黒煙は外壁を変色させる恐れがあり、ご近所トラブルにも発展しかねません。屋内型給湯器なら煙突付近、屋外型給湯器なら本体の外観をチェックしてください。

E720の修理料金概算

  • 考えられる故障部品:燃焼制御装置、電装基板
  • 修理参考料金:8,000円~40,000円程度(出張費:上限3,300円+故障診断料を含む)

フレームロッド、フォトトランジスタ自体の部品代は決して高くありませんが、総じて燃焼状態が良くないときに出やすいエラーのため、熱交換器やバーナーの詰まりが併発しているケースが多いです。

そのため燃焼制御装置だけを調整・交換して済むようなケースばかりではないため、高額修理になることも少なくありません。そのときの修理費用が安かったとしても、少し経ってから再発してしまうリスクもあります。

給湯器の寿命は約10年のため、使用年数が経っている給湯器で燃焼不良によるE720が発生した場合は、修理だけではなく本体交換・買い替えの方向も検討するのがおすすめです。

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