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ノーリツ給湯器エラーE120|燃焼制御装置異常(途中炎非検知)

ノーリツ給湯器エラーE120|途中炎非検知 考えられる原因と対処法

ノーリツ製給湯器のエラーE120は「燃焼制御装置異常(途中炎非検知)」のエラーです。

このページではE120の内容、考えられる原因、対処法について紹介します。

E120は給湯器の途中炎非検知、E123は暖房機の途中炎非検知のため、内容としては同様です。

E120の内容

燃焼制御装置異常(途中炎非検知)とは最初の点火は上手くいくものの、何らかの原因によって途中で火が消えてしまう場合のエラーです。

E120は給湯器の使用年数によっては修理よりも買い替えた方がいい、深刻なエラーである可能性が高いです。

E120の考えられる原因

  • 灯油が切れかかっている可能性があります(完全に切れるとE110に表示が変わります)。
  • 灯油の劣化、水が混入している可能性があります。
  • 電磁ポンプの故障やノズルの詰まりによって、灯油が正常に噴出されていない可能性があります。
  • バーナーの故障や点火装置の故障が考えられます。
  • 酸欠状態での燃焼、排気閉塞の可能性が考えられます。

E120が出た場合の対処法

灯油タンクに灯油が入っているかどうかを確認する

灯油タンクに灯油残量があるかどうかを確認してください。なければ灯油業者を呼んで灯油を補充してください。

灯油を切らしてしまった場合は単に灯油を補充するだけではエラーの解決にはならず、灯油配管の空気を抜かないとE120が解消されません。

エア抜きの方法は取扱説明書に記載されていますが、ボイラー内部にはオイルセンサーが搭載されているため、エア抜き作業は必ず給湯器の外側で行うようにしてください。

空気抜きの方法

灯油配管内に空気が入ってしまった場合、何度も動作させると電磁ポンプが大きな音を上げることがあります。これはポンプが空回りしている音です。何度も繰り返すとポンプの故障に繋がる可能性があるので注意してください。

関連記事石油給湯器のエア抜き(空気抜き)作業のやり方

灯油に水が混入していないかどうかを確認する

お手入れ(オイルタンク)

灯油残量があってもその中に水が混入しているという場合は、正常な灯油が給湯器に供給されていない可能性があります。状況に応じてオイルタンクのメンテナンスをしてください。

オイルタンクは性質上どうしても内部が結露してしまうため、定期的に水抜きをする必要があります。

排気閉塞や酸欠がないかを確認する

排気筒に変形がないか、排気口にゴミ詰まりがないか等を確認してください。屋外設置の給湯器で囲いの中に設置しているという場合は、ちゃんと排気が外に出ていけているかどうかを確認してください。

もし排気が外に出て行けず、燃焼のための酸素を確保できない状態になっていると燃焼不良を引き起こしている可能性があります。

E120の修理料金概算

  • 考えられる故障部品:電磁ポンプ、炎検出装置(フォトトランジスタ)、バーナーセット、電装基板
  • 修理参考料金:12,000円~85,000円程度(出張費:上限3,300円+故障診断料を含む)

単純な灯油不足ではなく、部品交換が必要になる場合は厄介なケースが多いです。特に経年劣化によって燃焼状態が思わしくない場合、バーナーや電磁ポンプなど燃焼系・燃料系の部品交換が必要になります。

また、オイルタンクのメンテナンス不足によって汚れた灯油が給湯器内に入ってしまった場合も、大幅な部品交換が必要になるケースが多いです。

経年劣化でバーナーを含む大幅な部品交換が必要になる場合は、修理よりも交換・買い替えの方向で検討することをおすすめします。

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