このページでは給湯器の配管カバーの役割、給湯器に配管カバーは必要かどうかについて記載しています。
もくじ
給湯器の配管カバーの役割
給湯器の配管カバーとは、主に壁掛けタイプの給湯器に搭載されていることが多い部材です。人によっては「給湯器を購入すると勝手に付いてくるもの」だと思っている人もいるのではないでしょうか。
これはれっきとしたオプション部材で、給湯器本体とは別に費用が発生しています。事前に説明があった人もいれば、勝手に付けられたという人もいるでしょう。配管カバーの役割は以下の通りです。
- 外観をスッキリさせ美観性を向上させる
- 配管に直接、雨風が当たらないように守る
外観をスッキリさせ美観性を向上させる
給湯器の配管カバーのメインの目的は「見た目の向上」です。給湯器の下は配管や電源コードなどがあり、決して見た目が良くないことから隠すことで景観を損ねないようにしています。
確かに屋外設置の給湯器で、しかも人に見える位置に設置されているという場合は気になるかもしれませんが、屋内設置でも取り付けられていることがあります。
配管に雨風が直接当たらないように守る
給湯器が屋外設置の場合、配管に雨風が直接当たらないようにするという利点もあります。特に水が凍るか凍らないかという気温では、配管に直接風が当たっているかどうかも大きな要素です。
それに凍結予防ヒーターが必要になるような地域だと、配管周りの配線は取り回しを綺麗にしてもごちゃごちゃしたように見えてしまいます。これらが気になる場合、配管カバーは有益かもしれません。
配管カバーは約10,000円弱の費用がかかる
配管カバーは物によって価格が違いますが大体5,000円~15,000円以内の物が多く、平均すると8,000円くらいの物が多いです。そして機種によって配管カバーのサイズが異なるため、給湯器を交換する際に同じように交換するケースがほとんどです。
中には配管カバーが必要かどうかを聞いてくれる施工業者もいますが、業者によっては交換する前提で考えていたり、最初から再利用する方向で見せかけの見積もり金額を抑えている可能性もあります。
給湯器の機種によっては配管カバーを少し加工することで再利用できるケースもありますし、少し不格好になってしまっても10,000円払って新しい物を買うよりは全然いいという人もいるでしょう。もし不要でいいとかリサイクルしたいという場合は、あらかじめ施工業者にお願いしてみることをおすすめします。