ノーリツ製給湯器のエラーE200は「給湯残火安全装置作動(ハイリミット)」のエラーです。
このページではE200の内容、考えられる原因、対処法について紹介します。
もくじ
E200の内容
給湯残火安全装置作動とは、熱交換器やバーナー部が過剰に熱を持った場合に安全装置が作動して出るエラーです。
給湯器が燃焼していないはずなのに、給湯器内部で火が検知されたりすると表示されます。
E200の考えられる原因
- 燃焼部のどこかに詰まりが生じている可能性があります。
- お使いの給湯器の機種によっては空焚きをした可能性もあります。
E200が出た場合の対処法
エラーが既に出てしまっている場合は、直ちにメーカーに連絡
もし詰まりが生じている場合、何度もリセットを繰り返すと他の部品も故障してしまう恐れがあります。直ちにメーカーに連絡してください。
ガスふろがまでE200が表示されるときは、安全装置が作動して破損している可能性があります。この場合も直ちにメーカーに連絡してください。
E200はエラーを出さないように使用することが重要(ガスふろがま・バランス釜)
ガスふろがま・バランス釜の場合は、浴槽が空の状態で追い炊き動作をしてしまうとE200が出ます。この時、多くの機種は「安全装置の作動=部品の破損」につながるため、ガスふろがま・バランス釜ユーザーは特に注意してください。
一般的な給湯器の場合、浴槽が空の状態で追い炊きをすると「お湯張りが始まる」か「追い炊きできない」かのどちらかなので、使用上のミスでE200が出ることはありません。
E200の修理料金概算
- 考えられる故障部品:ハイリミット、電装基板、熱交換器(缶体)、バーナー
- 修理参考料金:13,000円~60,000円程度(出張費:上限3,300円+故障診断料を含む)
安全装置自体は1,000円以下で価格的にも安いのですが、ガスふろがま・バランス釜ユーザーの使用上のミスを除いて、安全装置だけを交換して済むことがほとんどありません。
大半は「燃焼状態が良くなくてE200」など、何か深刻な問題に付随してE200を表示するというケースなので、根本的な問題を解決する必要があります。ゆえに高額修理になりがちです。
経年劣化でバーナーや熱交換器を含む大幅な部品交換が必要になる場合は、修理よりも交換・買い替えの方向で検討することをおすすめします。