このページでは配管洗浄剤・ジャバの1つ穴用と2つ穴用の違いについて記載しています。
もくじ
浴槽内に循環アダプターがあるなら1つ穴用
上記画像のように「浴槽の中に1つだけ循環アダプター(循環フィルター)がある」という場合は、1つ穴用の洗浄剤になります。給湯器を使用しているご家庭のほとんどは1つ穴用です。
循環フィルターを取り外して見てみると、物によっては2つ穴が確認できることがあります。これは往きと戻りに分かれていることもありますし、循環しやすさを考慮して2つ穴が開いているケースもあります。
循環フィルターの穴の数ではなく、浴槽の穴の数(排水栓やジャグジーの穴を除く)で考えるのがおすすめです。
ガスふろがま、バランス釜の場合は2つ穴用
2つ穴用のジャバは特殊
浴室に設置されているガスふろがま、バランス釜の多くは2つ穴用の洗浄剤です。この場合は浴槽内に吐き出し口と吸い込み口の2つの穴があります。バランス釜にはお風呂の水を循環させるためのポンプが搭載されていないため、洗浄剤を使用する場合は手動で薬剤を溶かした水を循環させなければなりません。
そのため2つ穴用の洗浄剤は、上記画像のように自分で薬剤を送り出す必要があります。追い炊き機能付きの給湯器であれば薬剤を溶かしたお湯を追いだきすればポンプの力で循環できるため、この場合は1つ穴用となります。
2つ穴から1つ穴に改修した現場
上記画像は「バランス釜から給湯器に買い替えた現場の写真」です。循環アダプターの上に銀色の蓋が見えるかと思いますが、2つ穴から1つ穴に改修した場合はこのようになります。
難しいことは考えず、追い炊き機能がある給湯器を使用しているなら1つ穴用の洗浄剤をお使いください。
配管洗浄剤を使用する頻度
給湯器にも配管クリーン機能が搭載されている機種があるので、それを毎日使用しているという場合はそこまで汚れが溜まっていることは考えにくいです。「毎日お風呂掃除・お湯張りをしている、入浴剤を使用しない」という条件であれば、数ヶ月に一度というペースでも問題ないでしょう。
一方で「一度張ったお湯は複数日に渡って使用する、入浴剤を使用する」という場合は、1ヶ月に一度以上のペースで洗浄するのが望ましいです。衛生的な問題もありますし、お風呂配管はレジオネラ菌などによる健康被害も考えられるので注意してください。