このページでは給湯器をネットで買うとなぜ安いかについて記載しています。
もくじ
給湯器をネットで買うとなぜ安いか
給湯器本体をインターネットで検索したことがある人は分かると思いますが、カタログに掲載されている希望小売価格とは比べ物にならないくらいネット上では給湯器本体が安く売られています。
もっとも安いのはメーカー直販業者です。実際に看板を掲げて商売をしている水道屋・設備屋のような必要経費も掛かっておらず、そこまで利益を追求していないという事情もあるでしょう。
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身の回りの施工店が高い理由
ネットが安い理由ではなく、周りの施工店が料金的に高いという目線で見ていきましょう。身の回りの施工店の給湯器販売価格が高い理由の代表的なものは以下の通りです。
- 事務所を構えていることによる必要経費
- 販売と施工の両方から利益を得るため
- 見積もり出張料の空振り補填
ネットで販売する会社よりも運営のコストが掛かっている
ネット業者の多くはネット受注の仕組みが完成していて、一般的な施工会社と比べてコストが圧倒的に安いです。施工業者は実際に施工する担当者の給料以外にも、依頼を受けるオペレーター等のコストが発生しており、事務所の光熱費なども工事費用から捻出する必要があります。
給湯器は数を捌くというのも難しく一般的な施工店では薄利多売という選択肢がないため、会社の運営に必要なコストは給湯器の販売価格と施工費用から捻出しなければなりません。
極端に言えば「本体価格をネット価格と同じにして、利益はすべて作業料から取る」というカタチにしても構わないのですが、それだと作業料の高さだけが目に付いてしまうため、多くの施工店では本体価格に少し金額を上乗せして作業料も別で貰うという選択をしています。
ネット業者との価格競争をしていない
インターネットで給湯器を買うということは簡単ではありません。給湯器には様々な種類があり、間違ったものを購入してしまった場合は交換することが難しくなってしまうケースもあるからです。
業者の人は慣れているので簡単に機種選定できますが、素人の一般ユーザーがそれをやろうと思っても簡単にはいかないことが多いでしょう。今と同じように取り付けをしたい場合の機種選定なども技術料の一部です。
そして給湯器は販売価格が業者によって違い、更には「安い業者だと施工技術に問題がある」というケースも少なくないため、真っ当な会社は激しい価格競争をしないという姿勢の所も少なくありません。
見積もり無料は実質無料ではない
多くの施工業者は見積もり無料としながらも、実際に複数のお家に出向いて見積もりをしている以上は必要経費が発生しています。この損失分を賄っているのは契約が成立したユーザーです。
例えば10件の見積もりを出して制約する割合が3割だったという場合、本来10件の見積もりを出した分の出張料や作業料は成約した3件で払ってもらうというケースが多いです。このような経費が発生している分、ネットで購入する場合と比べたら見積もりが高くなってしまうことは仕方がないと言えるでしょう。