このページでは給湯器リモコンの給湯温度の横に「H」が表示される理由について記載しています。
石油給湯器の貯湯式ユーザー向けの内容です。
もくじ
給湯温度の横にアルファベットの「H」が表示される意味
高い温度から低い温度に下げると、給湯温度の横に「H」が表示されます。これは火傷に注意という警告です。
貯湯式給湯器では設定温度が1~7で設定されており、42℃のお湯をちょうど出湯するということができません。貯湯式給湯器は給湯器の内部にお湯を貯めるタンクを持っており、その中に常にお湯を作っています。
例えばずっと設定7にした状態で給湯温度を1に下げた時、本来なら給湯温度が1で出湯されるのが望ましいのですが、給湯器の内部には既に設定7のお湯が作られていて、蛇口を開けると設定7のお湯が先に出湯されることになります。
これを知らない人がやってしまうと「設定1だと思ってお湯を使ったら設定7のお湯が出てきた」ということになりかねません。そこで設定温度よりも熱いお湯が出てくる時には、設定温度の横に必ず「H」が表示されるようになっています。
タンク内のお湯が設定温度通りになれば「H」は消える
この「H」の表示は時間経過によってタンク内のお湯の温度が低くなり、設定温度になったら自動的に消えます。
Hが表示されている時にお湯を使う際はくれぐれも注意していただき、あとは時間が経てば「H」の表示は消えるのでご安心ください。
その他 貯湯式の注意事項
貯湯式給湯器のトラブルで多いのは、安全弁からの水漏れです。
給湯器が燃焼している時、安全弁から水がチョロチョロ出てくる分には問題ありませんが、給湯器が燃焼していない時も水が漏れてくるのであれば、減圧弁や安全弁の不具合かもしれません。
また、お家のどこかの水栓から水が逆流している可能性もあるため、しっかり点検することをおすすめします。