このページでは給湯器でエラー110等が表示されてオイルタンクに灯油がないことに気が付き、灯油を補充したにもかかわらず給湯器が動かない時の対処法について記載しています。
灯油を完全に切らしてしまうと配管内に空気が入る
灯油を完全に切らしてしまうと、送油配管内に空気が入ります。
通常であれば灯油で満たされている部分に空気が入り込んでしまうため、空気を抜かなければ給湯器に灯油が供給されず、燃料のない状態で動くのと変わらない状況が続いてしまいます。
これを改善するには、送油配管内に入り込んでしまった空気を抜く必要があります。
空気抜きの方法
送油配管内に入った空気は、なるべく給湯器付近で空気抜きをするのが望ましいです。
給湯器付近にオイルコックがある場合はそこで空気抜きをするのがおすすめですが、もしオイルコックがなければ給湯器の外側のストレーナー部分でも問題ありません(給湯器の外側にストレーナーがある機種と無い機種があります)。
何度も「電源入れる→お湯を出す→エラー110が表示される→電源切る→電源入れる…」を繰り返すと、そのうち配管内の空気が抜けて正常動作するかと思いますが、電磁ポンプが空回りして故障の原因になります。
灯油を切らしてしまった後、灯油を補充したのにエラーが復帰しないという場合は、必ず空気抜きをしてから使用するようにしてください。空気抜きが難しい場合は、メーカーに連絡してください。