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給湯器のメーカー保証って何年?

給湯器のメーカー保証って何年? 保証期間内なら全部無償?

このページでは、給湯器を新品で購入した際のメーカー保証について記載しています。

給湯器のメーカー保証は原則1年

BLマーク

給湯器のメーカー保証は原則1年で、BL認定品だと2年です。BL品かどうかは給湯器の型番末尾にBLと付いているかどうかで判断できます。もしくはBLと書かれたシールの有無でも確認可能です。

給湯器メーカーによっては購入後の申し込みで3年に延長されることもありますし、保証期間内に申し込み可能な保証延長(有料)もあります。

リンナイ製給湯器の場合は「あんしんの3年保証」という制度があり、取扱説明書に同封されているハガキ、もしくはインターネットによる申し込みによって、1年~2年の保証期間が3年に延長されます。

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メーカー保証の内容

  • 使用上の不具合は保証されない
  • 落雷などの天災による故障は保証されない

使用上の不具合は保証されない

注意してほしいのが「使用上の不具合は保証されない」という点です。保証期間だからと言って、ユーザーの使い方が悪くて故障してしまった内容は保証されません。

給湯器の取扱説明書に記載されていることが分からなくて、ユーザー自身で調べることなくメーカーサービスを手配した時も同様です。電源が入らないと思ったらコンセントプラグが差さっていなかった、入浴剤の使用による温度調整不具合などが挙げられます。

入浴剤を使ってもいいかどうか論争になると、必ずと言っていいほど「イオウ」ばかりが注目されていますが、濁り系入浴剤による被害が多いので注意してください。

関連記事入浴剤は使ってもいい?|給湯器への影響を解説

落雷・凍結などの天災による故障は保証されない

そして落雷が原因による電装部故障も保証の対象ではありません。雷がひどい場合は給湯器のコンセントプラグを抜くことをおすすめします。

凍結破損も水抜きすれば壊れなかったということで、原則としては保証対象ではありません。ただし凍結予防ヒーターが故障したせいで凍結する可能性もゼロではなく、そのような例外は現場判断となります。

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保証延長制度の利用がおすすめ

各メーカー毎に保証期間を延長できる制度がある(別料金)

給湯器の機器寿命は約10年です。それに対して1年~2年の保証では心許ないというユーザーが少なくありません。

そこで各給湯器メーカでは、これらの製品保証・商品保証を延長できる制度を設けています。もちろん延長する年数に応じて別料金が発生してしまいますが、この期間に生じてしまった通常故障の修理には一切の費用が掛からないという内容です。

ノーリツ製給湯器の安心プランSを例に説明

上記はノーリツの保証延長「安心プランS」の保証料の一覧です(2021年12月現在)。機種と年数によって金額が変動しますが、一番高い10年のプランには満了前点検が含まれており、これが非常にお得な内容となっています。

加入するには「本来の保証期間内に申し込まなければならない」というルールがありますが、給湯器を購入してから間もないユーザーは加入可能なので、ぜひ加入の検討をおすすめします。

プランの年数は使用開始からの年数であって、加入してからの年数ではありません。元々1年の保証があった場合に10年プランに加入した場合、+9年の保証でトータル10年保証という意味です。

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施工業者による10年の商品保証は保証延長制度への加入

新しく給湯器を購入する場合、施工業者によっては10年保証を付けてくれる場合があります。これの多くは「施工業者が保証延長の料金を負担してくれる」というものです。

もっと正確に言えば「見積もり時点でその金額を織り込み済み」ということになります。10年保証を付けてくれる施工業者と付けてくれない業者を比較する場合、この料金を逆算して考えることで同一条件での比較が可能です。