ノーリツ製給湯器のエラーE651は「水量サーボ(水量調整弁)異常」のエラーです。
このページではE651の内容、考えられる原因、対処法について紹介します。
もくじ
E651の内容
水量サーボ(水量調整弁)異常とは、お湯の量を調整して出湯温度を調整している部品のエラーです。
給湯器には決まった燃焼能力があるため、これを上回る性能を必要とする場合は湯量を絞ります。例えば3箇所で同時に熱いお湯を使用するとき、蛇口を全開にしている量だと対応できないという場合は、湯量を絞ることで設定温度通りのお湯を出湯できるようにします。
このとき、湯量を絞っているのが水量サーボ(水量調整弁)です。機種によってはエラーを出さずに「出湯温度が設定温度通りにならない」という症状になることがあります。
E651の考えられる原因
- 水量サーボそのものが故障している可能性があります。
- 電装基板が故障している可能性があります。
E651が出た場合の対処法
直ちにメーカーに連絡してください。特に症状にムラがある場合(調子の良いとき・悪いときがある場合)、予期せず高温のお湯が出湯されるケースもあるため、使用の際は注意が必要です。
追い炊きは出来る可能性があるので、お風呂に入る際は浴槽内に水を貯めて追い炊きしてみてください。
E651の修理料金概算
- 考えられる故障部品:水量サーボ、電装基板
- 修理参考価格: 18,000円~40,000円程度(出張費:上限3,300円+故障診断料を含む)
E651はほとんどが水量サーボの不具合ですが、たまに電装基板に原因がある場合があり、基板交換の方が高額修理になります。水量サーボ一点のみの交換で済むなら2万円弱で済むことが多いです。
ただし原因が経年劣化の場合、水量サーボと対をなす部品(バイパス水量サーボ)が存在するため、一緒に交換することがあります。この場合は25,000円~30,000円程度の修理になるでしょう。
給湯器の寿命は約10年のため、耐用年数に差し掛かっている場合は修理ばかりでなく、買い替えも含めて検討することをおすすめします。
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