このページでは給湯器を長持ちさせるための普段のメンテナンスについて記載しています。
もくじ
給湯器を長持ちさせるための普段のメンテナンス
- A:すすけていないか、変色がないかを確認(室内型は排気筒を確認)
- B:給気口が目詰まりしていないかを確認(機種によってはフィルターがあります)
- C:外装部に変形や損傷がないかを確認
- D:給湯器内部、配管接続部から漏水がないかを確認
- E:ドレン配管が詰まっていないかを確認(エコ給湯器限定)
- F:入水フィルターが詰まっていないかを確認
給湯器のメンテナンスとしてユーザーが行えるのは上記の6つです。基本的には異変がないかどうかを確認し、異変があった時には早期発見できるように努めることが重要です。
特に排気口や排気筒の変色、動作音が大きくなった等の違和感は、ユーザー判断が故障の早期発見に繋がるケースが少なくありません。
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Fの項目に挙げた入水フィルターですが、基本的に掃除をする必要はありません。
近くで水道工事が行われた場合などにサビが上がってきてフィルターに詰まることがあります。その場合は「水は出るのにお湯は線が細い(水量が少ない)」という症状が出るため、そのような症状が出た時に点検すればOKです。
普段のお風呂のメンテナンス
循環アダプターのお手入れは定期的に
給湯器本体に対してできることは少ないですが、お風呂の配管や循環アダプターのメンテナンスは絶対に欠かさないようにしてください。
循環フィルターが詰まってしまったり、あるいは循環アダプターを装着しないままお湯を沸かすと給湯器の故障に繋がります。必ず循環フィルターは定期的に掃除をするようにしましょう。
追いだき配管の掃除はこまめに
そして追いだき配管の汚れにも注意してください。よほどスカムやヘドロが詰まるような状況にならなければ給湯器が壊れることはありませんが、衛生的な入浴にするためにも普段からメンテナンスをすることが望ましいです。
特に大人数が入浴する場合や入浴剤を使用している場合は、定期的に薬剤を使った配管洗浄を行うことをおすすめします。お湯張り機能のない給湯器を使用している場合や一度も配管洗浄を行ったことがない場合は、物理的な洗浄もおすすめします。
普段の掃除は市販されている配管洗浄剤で問題ありません。特に気になる場合は年に一度か二度、プロによる配管洗浄がおすすめです。
その他の普段のメンテナンス
不凍液の交換(暖房機能付き給湯器のみ)
暖房機能がある給湯器を使用している場合は、不凍液の交換も必要です。メーカー推奨は3年毎の交換ですが、最悪でも5年に一度は全交換することをおすすめします。
オイルタンクの点検(石油給湯器のみ)
石油給湯器ユーザーは普段から灯油を貯めているオイルタンクのメンテナンスも行ってください。特にオイルタンクの中に水が溜まっている場合は、給湯器の故障にも繋がりかねません。定期的な水抜きをおすすめします。
メーカーに点検してもらうといくら?
経年劣化は色んな部分で少しずつ起こってくるので、気になるようであればプロから点検してもらうと安心できるでしょう。
もし実際に給湯器を点検してみて、故障部品が見つかった場合は別途見積もりという形になりますが、点検して異常がなかった場合や悪い部品が見つかってもそれを交換しないという場合は「出張料+診断料」となり、大体5000~6000円前後となります。