このページでは「給湯器リモコンに雪だるま、雪の結晶マークが表示される」という症状について記載しています。
もくじ
雪だるま、雪の結晶の正体
雪だるまや雪の結晶のマークは「給湯器が凍結予防動作に入っている」ということを示しています。どのようなマークが表示されるかは各メーカーの各機種によって異なるので、詳しくは使用している操作リモコンの取扱説明書をご覧ください。
凍結予防動作って具体的にはどのようなもの?
- 凍結予防ヒーター(主に水が通るパイプや部品に搭載)が部品を温めます。
- ファンモータが働いて、機器内の冷たい空気を外に出します。
- 循環ポンプが働いて、ふろ配管の水が凍結するのを防ぎます。
給湯器の凍結予防動作は、外気温が氷点下に近づいたことを検出した場合に上記のような行動に入ることを指します。雪が降るような寒い地域において、給湯器が屋外に設置されているような場合には、割と高頻度で凍結予防動作に入ります。
たまに「使っていない給湯器から動作音がする」と不安になってしまうユーザーもいますが、そのうちの一部は凍結予防動作が働いているだけということも多いです。
凍結予防動作に関する注意事項
- リモコン電源を入れてなくても通電していれば自動的に作動する
- 浴槽内には水を入れておくことが望ましい
- 凍結予防はあくまで機器内と追いだき配管のみ
リモコン電源の入り切りは凍結予防と関係なし
「凍結予防のために給湯器リモコンの電源を入れっぱなしにしている」という人がいますが、凍結予防のON/OFFと給湯器リモコンの電源のON/OFFは関係ありません。
ちゃんと給湯器本体のコンセントが刺さっていて、そこに電気が供給されているのであればリモコンの電源がOFFでも凍結予防は作動します。
関連記事凍結予防にはリモコンの電源を入れっぱなしにしなきゃだめ?
浴槽内には水を入れておくことが望ましい
凍結予防が動作するような環境では、浴槽内に水を入れておくことが望ましいです。これは給湯器の凍結予防で循環ポンプが動作するからです。
循環ポンプが動作した際に浴槽に水が入っていなければ、ポンプが空回りしてしまいます。ポンプが空回りすると運転音が大きく気になってしまうことが多いので、できれば浴槽内には水を入れておきましょう。
凍結予防は機器内と追いだき配管のみ
給湯器の凍結予防で防げるのは「給湯機器内の凍結と追いだき配管の凍結」です。給湯器に水を供給している配管が凍結してしまうと、給湯器への入水が妨げられてしまうことがあるため、給湯器外の配管には別途凍結予防が必要な場合があります。