このページでは、地震が来た後に給湯器が故障したと感じた場合にチェックしたい項目について記載しています。
もくじ
地震が来た後に給湯器が故障したと感じたら
まずは給湯器本体の外観チェック
まずは給湯器の本体周辺に異変がないかを確認してください。配管に破損や損傷がないか、給湯器本体の位置が大幅に変わっていないか等、普段と比べて見た目に大きな変化がないかどうかだけで結構です。
本体から水漏れなどがないかどうかも一緒に確認してください。石油給湯器ユーザーの場合は、灯油配管の破損がないかどうかも確認し、もし灯油漏れが確認できるような場合はオイルタンクで送油を遮断することをおすすめします。
給湯器のエラー番号を確認
エラーを出して動かないという場合は、エラー番号によって対策が変わります。まずはエラー表示について取扱説明書等を見て確認してください。
エラー番号によってはガス給湯器ならガスメーターでのガス遮断、石油給湯器なら感震装置の作動などが考えられます。これらの場合は給湯器の故障ではないので、修理業者を手配する前に確認することをおすすめします。
外観に異常があった場合、原因不明な場合
保険を利用する際は修理前に要確認
明らかな異常が見られた場合や原因不明の不具合が生じている場合は、直ちにメーカーに連絡してください。
地震が原因による故障の際には、給湯器の保証や保証延長は適用されません。お家の保険で地震被害による保証がある場合は給湯器の修理費用が補償対象になる可能性があるため、そのような保険に加入している方は事前に内容を確認することをおすすめします。
火災保険などの外部保険を使用する場合、多くのケースで「修理前後の写真画像」などを必要とします。これは修理業者が事前に知っていないと難しいため、修理依頼をする前に必ず確認してください。
感震装置のエラー(E100)が表示された場合
「地震があったかどうかは不明だけどE100が表示されている」というケースは、意外と少なくありません。石油給湯器に搭載されている感震装置(対震自動消火装置)は、ちょっとやそっとの揺れでは作動しないようになっているのですが、設置状況によってはちょっとした振動で作動してしまうこともあります。
給湯器外観を見ても異常がなく、給湯器リモコンの電源入り切りで復帰するようであれば、そのまま使用しても問題ありません。一応、燃焼時に振動していて感震器が作動しているケースもあるため、このような場合は燃焼状態も併せて確認することをおすすめします。