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石油給湯器から灯油漏れをしたときの対処法

石油給湯器が灯油漏れ 修理業者が来るまでの対処法

このページでは石油給湯器が灯油漏れをしたときの対処法について記載しています。

石油給湯器が灯油漏れをしたときの対処法

直ちに灯油の供給を停止する

灯油コック

石油給湯器内に限らず、どこかで油漏れを確認した場合は灯油の供給を遮断しましょう。

石油給湯器や石油ストーブの機器周辺にはオイルコックと呼ばれる、上記画像のような灯油の流れを遮断する設備が設けられていることが多いので、これを使えば簡単に灯油を遮断できます。オイルコックは通常、埋め込み型コンセントのような形で壁の中に収納されているケースが多いです。

現場によってはオイルコックが無い場合もあるため、この場合はオイルタンクの下部に設けられているバルブで遮断してもOKです。

直ちに修理業者を手配する

石油給湯器の内部から灯油漏れをしている場合は、直ちにメーカーに連絡してください。

給湯器外部の灯油漏れに関しては、漏れている箇所を特定するのも一つです。給湯器外部からの灯油漏れで給湯器の修理業者を手配しても対応が難しくなってしまうかもしれないので、正しい業者を手配するためにも状況を把握することはおすすめです。

もし送油管が銅管の場合はユーザーによる手直しも難しいと思いますが、オイルホースからの漏れならユーザーでも簡単に対処できることがあります。

オイルホースの交換はユーザー側でも十分対応可能

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このようなオイルホースは経年劣化で徐々にゴム質が硬くなってしまい、亀裂が入って灯油が漏れ出してしまうということがあります。この場合はホースを交換してあげればOKです。

ホースはホームセンターなどでも簡単に入手可能ですし、修理業者に依頼すると10,000円弱の費用が発生してしまうため、ご自身で交換できれば修理費用がだいぶ浮くことと思います。

場合によっては給湯器外部のストレーナーではなく、給湯器内部の電磁ポンプとオイルホースが接続されていることがあり、この場合は灯油をこぼしてしまうとオイルセンサーが働くかもしれないため注意が必要です。

たまに屋外設置の石油給湯器にオイルホースを使用している現場もありますが、これは施工ミスです。屋外でオイルホースを使用すると硬質化が早まり、ホースがひび割れして灯油漏れしてくる可能性が高いので注意してください。

オイルセンサー作動(E800、E803)の場合

石油給湯器内部にはオイルセンサーが搭載されており、給湯器内でオイル漏れした場合の多くはオイルセンサーが作動して給湯器が使用できなくなる仕組みになっています。

このオイルセンサーは一度作動すると交換しなければエラーから復旧しません。「オイルセンサーのエラーで灯油漏れに気付き、何とか自分で灯油漏れを直した」という場合でもオイルセンサーで灯油漏れを検知してしまった場合は部品交換が必要です。

もし電源の入り切りでE800やE803が復旧するという場合は、灯油漏れではなくてオイルセンサーの接触不良が考えられます。

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