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給湯器の寿命を縮めるNG行為

給湯器を長持ちさせるためには? 給湯器の寿命を縮めるNG行為

このページでは給湯器の寿命を縮めるNG行為について記載しています。

給湯器の寿命を縮めるNG行為

使用ミスによる故障

  • 入浴剤の使用による温度調整不具合
  • 水抜きを怠ったことによる凍結破損

まずは「余計なことをしたせいで故障してしまった」とか「本来やるべきことを怠ったせいで故障してしまった」という事例を無くすのが重要です。使用ミスによる故障の具体例は上記の2つが挙げられます。

まずは入浴剤の使用についてですが、これは給湯器メーカーの中でも「使用を推奨することはできない」という物になっていて、使用するならこのルールは守ってくださいという決まりがあります。そして使用には定期的なメンテナンスがセットです。

関連記事入浴剤は使ってもいい?|給湯器への影響を解説

あとは寒冷地の場合、水抜きを怠ったことによる凍結破損は絶対に避けるべき案件と言えるでしょう。これはユーザーの心持ち次第で完全に防げる故障なので、寒冷地にお住まいの方は必ず注意してください。

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点検不足による故障

  • 排気筒の破損に気付かずにそのまま使用した
  • 水漏れの放置

こちらは故障を防ぐというよりは「故障の早期発見をして、大事に至る前に適切な対応をする」という項目です。各家庭によって給湯器が設置されている場所は異なりますが、屋外に設置されている場合だと毎日のように点検をしているというユーザーはほとんどいません(屋内設置であっても煙突の確認をしている人は少ないです)。

煙突が潰れたままお湯を使用すると給湯器が不完全燃焼となり、煤詰まりに繋がってしまいます。これを早期発見できるかどうかは、最終的な修理費用にも大きく影響してくるでしょう。

水漏れについても同様で、早期に発見することで「水漏れ箇所の修繕だけでOK」ということも考えられますが、発見が遅くなればなるほど別箇所にまで影響が及んでしまうことがあります。

給湯器外のメンテナンス不足

  • 不凍液の交換をしていない
  • 循環フィルターの掃除をしていない
  • オイルタンクの劣化(石油給湯器ユーザーのみ)

給湯器には給湯器本体以外にもメンテナンスが必要な事項がいくつか存在します。暖房機能付きであれば不凍液、ふろ機能付きであれば循環フィルター、石油給湯器であればオイルタンクなどが最たる例です。

これらのメンテナンスを怠って給湯器本体が故障してしまった場合、給湯器本体だけを交換しても状況は好転しません。根本的な原因を取り除かなければ、新しく買い替えた給湯器がすぐに故障してしまうというケースも十分に考えられるため注意してください。

給湯器の寿命は10年

前提条件が厳しいため、平均的に見ると7年~10年程度

項目条件
家族構成4人世帯
季節中間期(春・秋)
気温・湿度20℃・65%
電源電圧/周波数AC100V/50・60Hz
給水温度15℃
出湯温度40℃
1日使用量456リットル
1日使用時間1時間
1年使用日数365日

給湯器の寿命・耐用年数は10年とされていますが、各メーカーが定めている前提条件の通りに使用したときに安心して使用できるのが10年という定義になっています。

つまり前提条件をオーバーしていると10年持たないことが普通にあり得るという基準であり、安全じゃなくてもいいなら10年を超えて使用できるとも受け取ることができます。

しかし安全使用できないということは、お家が火事になってしまうリスクなどの兼ね合いもあるため、これは実質「使用できない」と考えても差し支えないでしょう。

7年目以降に高額修理をするくらいなら買い替えがおすすめ

給湯器の修理はどんなに安い部品交換でも20,000円ほどの費用が掛かってしまいますが、高額修理だと50,000円を超えるケースが珍しくありません。もし給湯器の使用年数が7年以上に差し掛かっている場合、高額修理をする価値があるかどうかはしっかり検討しましょう。

例えば使用開始から8年目の給湯器を10万円かけて修理するか、それとも新しい給湯器に買い替えるかという場合、新しい給湯器がいくらするかによって判断も変わってくるかと思います。

施工業者をしっかり選べば、新しい給湯器も大幅値引きによって安く購入できるため、高額修理するかどうかで悩んでいる場合は給湯器交換を前向きに考えてみるのがおすすめです。

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