「給湯器を使っていないのにもかかわらず、給湯器から音が聴こえてきて困っている」という人向けの内容です。
もくじ
使ってない給湯器から音がする時のチェック項目
エラーは表示されていないか
まずはリモコンにエラーが表示されていないかどうかを調べてください。エラーが出ていた場合は、適切な対応をしてください。
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使っている機種は石油給湯器の貯湯式?
石油給湯器の貯湯式は、リモコンの電源を入れておくだけで設定温度のお湯を作ります。リモコンの電源を入れている状態であれば、お湯を使っていなくても燃焼する仕様です。
使っている機種は石油給湯器の壁掛けタイプ?
石油給湯器の壁掛けタイプは機器内部にもサブタンクを搭載しています。オイルタンクから電磁ポンプでサブタンクに引っ張り上げ、サブタンクからバーナーに送油されます。
オイルタンクから灯油を引っ張る電磁ポンプは、お湯を使っていないタイミングでも動作する可能性があります。「ビー」という振動音が10秒前後発生しているのであれば電磁ポンプの可能性が高いです。
非常に大きい音の場合は灯油切れの可能性があるので、オイルタンク内の灯油残量を確認することをおすすめします。灯油切れの場合は補充だけでなく、エア抜き作業が必要です。
使っている機種は暖房機能付き?
暖房機の一部は長期間ポンプが回らずにポンプが固着してしまうのを防ぐため、定期的に動作するように作られています。時間としては1ヶ月に1度で10分弱程度ですが、この可能性がないかどうかを確認してください。
また、設置環境によっては暖房ボイラーの電源は入れてなくても、暖房端末の方で電源が入れば動作する仕組みになっているケースもあります。暖房端末が動作していないかどうかも確認してください。
凍結予防は働いていないか(寒い時期、寒い地域限定)
外気温が3℃以下ほどになると給湯器の凍結予防が作動します。循環ポンプが動いてお風呂の水を循環させるのですが、浴槽に水が入っていない状態だと空気で空回りするため比較的大きな音になります。
ファンモータが動作して給湯器内の冷気を外に排出する動作もします。これらはリモコンの電源が入っていなくても動作しますが、リモコンには凍結予防を示すマーク等が点灯しているので確認してください。
水漏れの確認
お家のどこかのお湯配管から水が漏れている場合、給湯器の中から水流音が聞こえます。漏れている量が一定量を上回っていれば、リモコンを付けた時に燃焼動作に入ります。
この場合は水道メーターを見て水漏れの判別が可能です。水道メーターが回っているようであれば、直ちに水道屋さんに連絡をしてください(機器内部からの水漏れならメーカーに連絡するのが良いのですが、給湯器外の場合は水道屋さんの管轄になります)。